2025年7月16日水曜日

PowerAutomateでメールを作成する際に改行を入れる方法

PowerAutomateで、Formsでの回答文を使ってメールを作る場合、改行は無視されてしまう。

原理はおそらく、Formsの改行コードと Outlookの改行コードに互換性がないため。

単純に replace(文字列, Formsの改行コード, メーラーの改行コード) のように置き換えられれば簡単だが、Formsの改行コードが不明のため、何を置き換えればよいかわからないし、苦労して分かったとしても今後どうなるか心配なので、別の方法を使うのが賢明。方法としては次の機能を使う。

  • uriComponent は文字列を %0A%1B%?? のようなuriエンコードする関数だが、これを使うと改行コードは一貫して %0A として返してくれる。
  • 一方、PowerAutomateでのメール作成は、HTMLが標準となっているので <br> という文字列で改行してくれる。

これらを利用すると、以下のコードで、Formsの回答文章を、改行ありのメール文章に変換することができる。

uriComponentToString(
  replace(
    uriComponent(Formsの回答文章),
      '%0A',
      uriComponent('<br>')
    )
  )

細かい説明をすると、
  • uriComponentToString はuriエンコードされた文字列を普通の文字列に戻している。
  • replace は単純な置き換え関数
  • 最初の uriComponent は、文章を uriエンコードして、改行を %0A に変換してくれる。
  • 次の uriComponent は、<br> を uriエンコードする。
方法を説明しているサイトを参照しましたが、<br> をuriエンコードしていない場合があったので、バージョンによっては、uriComponentToString はuriエンコードされていない文字列はスルーしてくれるかもしれないです。私が使っているバージョンではエラーが発生します。

2025年7月15日火曜日

PowerAutumateのコメント

PowerAutomateは、コメントを入れるのにかなり苦労するので、手順をメモ。
  • 各アクションにノートを加えられるので、これを使うのが一番手軽。
  • 上の方法だと、全体に対するコメントが入れられないので、全体に対するコメントを書きたい場合は、トリガーの次の最初のアクションに、「JSONの解析」アクションを追加して、コメントを追加するのが、今のところ一番有力。この方法はスキームを作らないといけない面倒さがあるが、一方で自動で構造化してくれる便利さがある。追記:コメントではスキームを作るのは必須ではなかった。